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十日戎
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「商売繁盛で笹もって来い。」関西ではおなじみの十日戎(とうかえびす)。新春1月9日が宵戎、10日が本戎、11日が残り福。 戎さん(関西ではえべっさんと呼ぶのです)は、七福神の一人で「恵比寿」「夷」「蛭子」とも書きます。「えびす」とは異邦人を指す言葉で、遠くの海からやって来て人々に幸せを与える神、漁業や商売の福の神として信仰されているそうです。 十日戎に行くと笹に小判や升、米俵、サイコロ、絵馬、打ち出の小槌、大福帳、鯛などの縁起物を付けてもらって持ち帰り商売繁盛を祈願するのです。 この笹も、その辺にある笹ではなく、孟宗竹の枝を使うのです。竹は古代から日本人にとって神聖な物として神事に使われてきました。清浄さ、根強さ、節により苦難に耐え忍ぶ姿、冬も青々とした葉を付け、更に竹林の生命の無限性、旺盛な繁殖力など、竹には心霊が宿ると考えられていたようです。 また、毎年福娘を選び十日戎で神事を遂行する手伝いを行っています。私の知り合いにも、以前この福娘に選ばれた女性が居ました。 あれから何年も経ちましたが、今では本当に福々しい体型になっております(^_^;) さぁ〜今日は残り福! 今年一年の商売繁盛と福を授かりにくりだしますかぁ。 ただ、毎年ちょっと気になるのは、一番商売繁盛しているのはえべっさんのような気がする事でしょうか(笑)
2006/01/11(水)
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